2011年3月11日

この日のことは本当に忘れられない。

忘れてもいけない。

毎年毎年、この日は胸が締め付けられる思いやけど

もっとちゃんと感情を残しておこう。

 

2011年3月は専門学校2年生が終わろうとしていて

4月からは合計半年間の病院実習と

秋からは毎日12時間の国家資格の勉強が待ってる。

 

だから、友達と遊びに行ける貴重な日に

1日中西宮ガーデンズでショッピング、映画、カフェ

めちゃくちゃ楽しんで帰ってきたのは夜。

テレビに向かって固まってる母と兄に向かって

「ただいま」って言っても返事がなく

母から「ねぇ、、、見て、、、」って言われて

ニュースを見た私の一言目は

「ここどこの国!?!?」だった。

ニュースから流れる映像が信じられなかった。

この日から笑えない。笑っちゃいけない。

それぞれに重いものを背負い、

葛藤の日々が始まったよね。

 

私も何かしたかった。

何が出来るかを毎日考えても

ちっぽけな募金しかできない。

関東に住んでる幼なじみに物資を送る程度だった。

 

4月からは今までの人生で1番余裕のない1年が始まり

バイトも入れず、お金も時間もない。

 

そんな中、地元の友達は大学生で

みんなボランティアに行ったり

こっちで出来る活動を一生懸命やってた。

 

私が初めて強烈に感じた感情は【無力感】

実習中にも、国家資格勉強中にも

何度も襲ってきた

【誰かのためになれるのか?】

【何のために頑張ってるのか?】

 

逃げ出したくなると同時に、

命あるのに、逃げ出しちゃいけない、

って踏ん張る力。

どっちもあって真ん中に立ててたんやと思う。

 

あの時は、ボランティアは邪魔だ偽善だ。

著名人が大金を寄付するパフォーマンスだ。

っていう意見もあったけど、

今はもう少なくなったんじゃないかな??

支援物資を送るにも、知識や情報が必要ってことも分かったし、やれる人はもう何でも出来ることやろうよ!何にもやれないよりはマシだ。

 

私も長いこと悩むだけで一歩を踏み出せなかった。

ただ【無力感】と共に過ごすだけだった。

動けるようになるまで時間がかかってしまったけど

想いは伝えること

何て言えばいいか分からなくて

言葉が出てこないときも

それをそのまま伝えること。

何て言えばいいか分からんけど

めちゃくちゃ想ってるよ。

ずっと想ってるよって伝える。

 

今は、邪魔にならないようにボランティア団体とも繋がったから、時間あれば行ける。

学生の頃よりも募金先を考えて、選んで出来るようになった。けどそれだけが行動じゃない。

花束になるような言葉を届けよう。

照れとか恥じらいとか捨てて、伝えよう。

誰かの孤独感を救えるのは

想ってくれてる人の言葉だって信じてる。

 

【無力感】ってめちゃくちゃ怖いよ。

自分なんて必要ない存在とか思っちゃう。

母ががんになったときも同じ感情が襲った。

だいぶ暗闇が続く。

でも、ちゃんと向き合って一本踏み出せば

抜け出せることが分かったから。

人は1人じゃ生きていけない。

みんなで輪になっていこう。

 

今日だけが特別な日じゃないね。

毎日誰かの1番幸せな日で1番悲しい日。

 

ふぅぅぅぅぅぅう

たくさん泣いて癒されたよーー!!!

たくさん命を感じた良き1日でした🌸

音楽って素晴らしいなって。

目の前の人を笑顔に出来るって嬉しいなって。

太陽の熱を肌で感じられるし、

日陰に入ればひんやりするんだなって。

深呼吸って気持ちいなって。

 

さて、明日からも頑張ろう。

とりあえず、私は朝活がんばる。